ダ マ サ レ タ 私。(完)

魔法の言葉を信じきってしまった私。

 
来月の集まりのテーマが決まったらチラシ持って行きますね〜と言われたので住所を教えてしまいました。(詳しい住所ではなくあの辺に住んでます〜みたいな)
 
騙す側からしたらこんなに楽勝な相手は珍しかったかもしれません…(笑)
それでもまだ信じきっていた自分の哀れさ…。
 
やっちゃん(夫)にももちろん話しました。騙されたとは思いもしてなかったからね〜
 
 
後日、ピンポンがなり再び現れたのです。まだ騙されていることに気が付いてない私は警戒することもなくドアを開け、次回の集まりのテーマが書かれてあるチラシを受け取りました。
そこで、なんとなんと当日は車を乗り合わせて一緒に行こうとまで言われたのです。
「初めて行く場所にひとりで行くってなかなか勇気いるじゃないですか〜」
という魔法の騙し台詞付きで。
(ここでもまた、私は ナンテ!イイヒト!!!と思うのです)
 
また前日ぐらいに時間決めたりしましょう!また来ます!と言ってその日は帰っていきました。
 
騙されていた事に気付いたのはその日の午後。息子が昼寝中に何気なくもらったチラシを見ていた時。
下のほうに主催名が書かれていて、それを読んだ時初めて、ここで初めて、やっと、やっと、「……?ん?ん?ん?!」となるのです。
 
直様スマホで検索、検索、検索!!!
でるでるでるでる。詐欺情報。
宗教ではないと言いつつ書かれている内容は私には宗教としか思えませんでした。
 
うわああああああああああああぁ (脳内)
 
そう気付いた後に振り返ってみれば…。
せっかくだから楽しく育児したいの話から彼女たちが訴えてきたのは
「旦那さんが使う食器は必ず1番上にしまう」
「今日は旦那さんのために晩ご飯を1品多く作ろう!」
「お見送りは姿が見えなくなるまでするのがあたりまえ」
などなど…今思えば子育て関係ない。
むしろ、まだ手助けなしでは出来ないことの多い子供を放ってでも旦那さんのために尽くしなさい。と言っているようなものでした。
 
あ、これはやばいやつ。
私、ダ マ サ レ タ ノ カ …。
 
怒りより何よりショックでした。
結婚を機にこの町に引っ越してきて、とにかく大人が優しくて、子供も多くて子育てしやすいし、暮らしやすい。
不満なんてなかったのに。
 
やはり育児サークルとかは自分で調べて行きたい!と思ったら入会するべきです。
 
集まりの前日、その女性たちはまたうちに現れました。(当日の車の乗り合わせの時間の件で)
 
ドアは開けず、インターフォンでお断りさせていただきました。